専門的な看護業務をしている方の中には、今の職場に満足できずに、転職を考えている方もいることでしょう。しかし、転職活動がスムーズに行くのか、不安に思っている方もいるかもしれませんね。転職活動を行う場合、どれだけ面接対策ができるかがポイントになります。

面接を受ける際には、必ずと言っていいほど転職する理由を聞かれます。多くの場合は、転職の理由として、収入アップやキャリアアップといったことを答えると思いますが、その際にはできるだけ具体的に伝えることが大切です。たとえば、消化器内科や外科に転職する場合なら、「内視鏡看護師の仕事に興味がある」とか、急性期病院を希望するのであれば、「最新の医療に触れてみたい」、「収入アップを目指したいので、夜勤のある仕事をしたい」など、応募する医療機関の特徴と自分の希望とをしっかり結びつけた理由を伝えることがポイントです。

また、面接では自己PRを求められることがよくありますが、自己PRでは、エピソードを交えながら自分を売り込むようにしましょう。良い例としては、「以前の職場では幅広い年齢層の患者様と接してきたので、コミュニケーション能力には自身があります」という内容や、「療養型の病院に勤務しているので、丁寧な看護には自信があります」などです。このように伝えれば、採用担当者もあなたの人物像がイメージしやすくなるので、面接で好印象を残すことができます。一方、悪い例は「自分の強みは人に優しくできるところです」といった内容です。この場合だと、抽象的であるため、印象には残りません。面接では人柄を見られるので、その点に十分気をつけましょう。